ブログを読んでくださりありがとうございます。
私は第14期生で、前々期に主将を務めていた山多郁咲と申します。
今回は私が大学を卒業するのに際してこのような発信の機会をいただき、うれしく思います。立教大学硬式ソフトボール部での活動の中で様々な思い出がありましたが、このブログを少しでもソフト部に入部したいと思ってくれている方が読んでくださっているかもしれないので、その方たちに「この団体面白そうだな!」と思ってくれるような話をしたいと思います。
下級生の頃は先輩方の後ろについて好きなことを好きなようにやっていたのでそれはそれでとても楽しかったです。今でも「あの頃の俺らは何やってたんだろう(笑)」と思うようなこともして今となっては同期との笑い話のネタになっています。 もちろん1,2年生の頃も楽しかったですが、記憶が鮮明な3,4年生の頃の話の方が読んでくださっている方もわかりやすくて参考になるだろうと思うのでその話を中心にします。
主将としてチーム全体を見てきた中で感じたこの部の良さは部員同士で程よく距離感が保たれていることだと思います。立教大学硬式ソフトボールがメインのイベントとしているのは年に2度実施される東京都大学ソフトボール連盟のリーグ戦です。私が入部してから現在まで当部は2部リーグに所属しており、1部リーグへの昇格、すなわちリーグ優勝を目指して練習に励んできました。この目標を部員間で共有してはいるものの、それにこだわりすぎず、ソフトボールを楽しんでいる様子が見られました。
この話は当部のYoutubeチャンネルで私の特集として紹介してくださったときにしているので改めて紹介すると、私は高校時代東京都のとある都立高校で野球をやっていました。私が高校3年生の時には部員が100人以上いて組織としてとても規律を維持するのが難しい環境だったと思います。私自身も厳しいスケジュールやレギュラー・ベンチ入り争いから野球をあまり好きではなくなってしまいました。それが大学で野球をやめてソフトボールをやってみようと決意したきっかけでした。
そんな思いからソフトボールを嫌いになりたくないという考えは常に持っていました。しかし、周りの部員はソフトボールが好きで楽しんでいるので私もソフトボールを嫌いになることはありませんでした。それは互いにあまり干渉しすぎない距離感によってなされていることだと感じます。
そしてそれを最も感じることができたのが主将というポジションだと思います。理由はすべての部員が私を見て、私の一声で全体が動くからです。私が主将を務めていた時に大切にしていたことは先輩後輩関係なく、意見を述べることができる風通しのよさを保つことでした。
主将という権力ある役職に就いてあぐらをかいて自分の都合よく組織を動かすことはいくらでもできます。世の中見渡せばそんな権力者ばかりです。しかし、私は何事においても楽しむことがまず大切だと感じるし、その環境を作り上げるための方法として誰もが意見できるようにすることが必要だと思いました。
私が主将の座を譲って次の皆川(15期)の代になってもこの環境は維持されていたので今でも部員一人ひとりが楽しくソフトボールに打ち込むことができているのではないでしょうか。大変恐縮ですが、そうして先輩が作り上げてきた立教大学硬式ソフトボール部の文化を感じることができるので肩の力を抜いて日々楽しく部での活動ができると断言できます。
私たちの部の活動の大半は練習なので心が折れそうになる時はそれぞれあるかもしれません。それでもリーグ戦という舞台でよい成果を残すことが報われることにつながります。私も主将として最後に臨んだ秋のリーグ戦では望んでいた結果を残すことができました。その時はチームの目標を達成することができませんでしたが、それ以上にソフトボールを楽しむことができました。(その後4年生でリーグ優勝できたので目標を達成することができました。)そして程よい距離感で結ばれた仲間とその感情を共有することができたことが最も価値のあることでした。これまで個人競技をやっていた方にお伝えすると、団体競技の魅力はこうした点にあると思います。
4月からはそんな仲間とはお別れして、それぞれの道を歩みます。それでも、お互いの都合が合えば一緒に大好きなビールを飲んだり、思い出話に花を咲かせたりするだろうと思います。特に同期にはいろいろと手間をかけたり、かけられたりしましたが、腐っても仲間なのでここまでこんな長文を読んでくださった心優しい皆様方には仲間を大切にしてほしいと思います。
そして、今後はOBとして部員が保っていたような程よい距離感で立教大学硬式ソフトボール部のさらなる発展を見守ろうと思っています。
立教大学硬式ソフトボール部元主将 山多 郁咲
おわりに
4年生の皆さん、ご卒業おめでとうございます!そして本ブログを閲覧してくれている方々、ありがとうございます。
約3ヶ月を通して4年生卒業特集をやってまいりましたが、どの方にとってもソフトボールが、立教ソフト部が特別な場所だったのだなと感じることができました。先輩方が熱意を持って取り組んできたものを、後輩一同残していけるようこれからも日々の練習に励んでいきます!
先日の練習試合の記事にあるように、春リーグに向けチームの気運はとても高まっております。良い結果がご報告できるようチーム一丸となって戦ってまいりますので、お時間のある日は試合でも練習でもいつでもお越しください!!
最後になりますが、4年生の皆さん、1年という短い時間でしたが本当にありがとうございました!
明日から社会人の皆さんのご活躍をお祈り申し上げます✨
編集・文:吉田大成
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