4年生卒業特集(9)ー鈴木悠介ー

 こんにちは!立教大学ソフトボール部 4年の鈴木悠介と申します。この度は吉田くんからブログを書く機会をいただいてとても嬉しく思っています。 

 主にソフト部の後輩に向けたメッセージとしてご一読ください。 とても⻑くなってしまったので、お時間ある時にゆっくり読んでいただければ嬉しいです。 後輩の皆さんへ 私が伝えたいことは、「失敗のリスクをとってチャレンジをし続ける」大切さです。私の経験談だけでは話してもつまらないと思うので、2 つのエピソードとともにメッセージを残したいと思います。 

 まずはトランプ元米大統領の幼少期に大きな影響を与えたとされるトランプさんにまつわるエピソードをご紹介します。トランプさんといえば大統領に就任する前はアメリカの不動産王とも呼ばれ、超一流のビジネスマンとして活躍していた話は有名ですよね。そんなトランプさんが子供の頃に一番影響を受けた人物が父親だったそうで、これからご紹介するエピソードは彼が父親から学んだ教訓として紹介していた話です。 

ある男 A はソフトドリンクが好きでたまらず、意を決して「3-up」という会社を立ち上げました。しかし、経営はうまくいかずに会社は倒産。倒産にもめげずに A は新しく「4-up」という会社を立ち上げました。ですが、努力も実らずにその会社も倒産してしまいます。 諦めきれない A はその後も「5-up」、「6-up」と会社を立ち上げました。

しかし、それもうまくいかず、「6-up」が倒産したときについに A は会社経営を諦めることに。 ここでトランプさんの父親は、あともう一回起業していれば「7-up」で大成功していたのになぁと笑いながら子供のトランプさんに話したそうです。 皆さんの中にも知っている方はいると思いますが、「7-up」はアメリカで超有名な飲料で、 日本でも有名なスプライトの本家とも言われている飲料です。 

この話を聞いたトランプさんは失敗をし続けたとしても、チャレンジを続けていればいつか成功するという教訓を学んだといいます。この教訓があるからこそ今でも大統領へ返り咲くことを諦めていないのかもしれません。

2 つ目にご紹介するエピソードは、インドの元大統領カラームさんの FAIL についてのお話 です。皆さんは「FAIL」と言う英単語の意味はご存知の方が多いと思います。 辞書で「FAIL」と検索すると、「失敗」という意味が出てくるかと思います。しかし、カラームさんは「FAIL」を失敗ではなく、「First Attempt In Learning」と訳しました。日本語に訳すと、「学びへの第一歩」と訳すことができます。つまり、カラームさんは「失敗」というのは「学びの第一歩」であると訳したのです。これを初めて聞いた時は鳥肌が立ったことを今でもよく覚えています。 

 この話を聞いて、じゃあ「Second Attempt in Learning」は「SAIL」、意味は「帆」、「Third Attempt In Learning」は「TAIL」、意味は「しっぽ」、ここまでくるともう意味わからんな、 などと自分で言葉遊びをしていたのですが、この言葉遊びを通じてすごいことに気がつきました。言葉遊びが「Ninth Attempt In Learning」、「NAIL」まで来たとき、ハッとしました。

皆さん、「NAIL」と聞くと「爪」や「釘を打つ」と言う意味を想像するかと思いますが、 英語のスラングに「Nail it」、意味は「完璧のこなす(職人が釘を打つくらい完璧にする)」 と言うものがあります。これは「FAIL(First Attempt In Learning、失敗)」し続ければ、いつか「NAIL(Ninth Attempt in Learning、完璧にこなす)」することができることを示唆しているのでは!?と気づいた我ながら世紀の大発見をしてしまったと思っています笑。 

 ご紹介した2つのエピソードに共通する教訓は、それは失敗しても行動し続ければいつか成功する、逆に行動を起こさなければ失敗もないけど成功もない!ということだと思います。 

 私はこの2つのエピソードから、ソフトボールでも常にチャレンジすることを心がけ、常に今よりももっと良い打ち方、タイミングの取り方があると信じて、バッティングフォームを変え、タイミングの取り方を変え、色々とチャレンジしました。

 掲載している写真を見ていただければわかる通り、立教ソフト部でこれだけ色々な打ち方にチャレンジしてきた人もそういないのではないかと自負しています(コロコロフォームを変えるのは決して良い ことではありませんが笑)。結果的にチームには多大な迷惑をかけた時期がほとんどで、どうしてこいつが試合に出ているんだと思っていた人もいるかもしれません。

 私も正直いっそのこと試合に出ない方が楽だなと感じていた時もありました。それでも、今が「6-up」、「Eighth Attempt In Learning」だと信じて、チャレンジをやめませんでした。残念なことに「7-up」、「NAIL」からは程遠い状態で引退を迎えてしまいましたが、昨年の秋リーグでは十分にチームのリーグ優勝に貢献できたと思っていますし、それはこれまで数々の失敗があったからこそだと確信しています。

 もしかしたらチャレンジをせずにいた方が結果としてはよかったかもしれませんが、それだとそれ以上は絶対にありません。せっかく大学でソフトボールをやっているのだから、チャレンジしなければもったいない! 

 世界で一番お金持ちの⺠族とも言われるユダヤ⺠族、そのユダヤ人が信仰するユダヤ教の教えには以下の言葉があります。「No Pain, No Gain (痛みなくして得るものなし)」 私はこの教えは「リスクを取れなければ成功もない」ということだと解釈しています。 

 皆さんにはぜひ現状に満足することなく、失敗のリスクをとってチャレンジを続けて行ってもらえたら嬉しいです。 偉そうに⻑々と綴ってきましたが、気づけばレポート試験並の⻑さになってしまったので 私からのメッセージは終わりにします。今後のさらなる活躍を期待しています。ご精読ありがとうございました。   

鈴木悠介 

編集:吉田大成

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